お久しぶりです!
元気にやっております、コヤギです。
久々のコラムです!!
本日のネタは「更紗(さらさ)」についてです。
えー、更紗知ってます?
分からない方のために・・・出でよ!更紗箪笥!!

そうです、今でいうとこのいわゆるエスニック柄ですが、
その起源はインド!(そのまんまじゃん!?)
日本に入ってきたのは、室町時代と言われています。
インド綿に染められた、鮮やかな赤い色が印象的な『型染め』です。
草木や花がパターン化され、色とりどり鮮やかに染め抜かれています。
型染めっていうと色々ありますよね、紅型もそうだし、…えーと、江戸小紋もそうですね。
更紗の染め方は結構大胆でした。
まず、生地に細かい模様の木製スタンプを押します。
スタンプは無色透明のミョウバン液。(本気のミョウバン液だと分かりにくいので、少し色を加えてあったりもします。)
ここに化学反応で色が付きます。
同時に用意するもの、染料です。
インドの真っ赤な色で有名なのはインド茜、
グッツグッツ煮出します。
そしてそこへスタンプした生地をドボン。
そうすると、あら不思議。
透明スタンプの跡が真っ赤に浮き上がってきたではありませんか!?
…という行程を繰り返して元祖更紗の染めは行われていたそうです。
染料の工夫、染め回数などで濃淡も表現されています。
なんだか以前聞いた紅茶染めの方法に似てるなあ。
原始的な布染め+スタンプで昇華された技術に思います。
型染めと言っても色々な方法があるようです。
更紗の染めと他の染めの比較で江戸小紋の染め方を知ってかなり驚きました。
また別の型染めの特集もするかも!?こうご期待。
最初はインドから入ってきた更紗ですが、江戸に入ると国内でも作られるようになりました。
和更紗と呼ばれるもので、産地は数多あります。
長崎更紗、江戸更紗、出雲・京更紗、天草更紗、堺更紗などなど。
和更紗ですが、製法が上記のように型と染料(&定着剤)があればできるものなのと、
すっごい流通がよかったこともあり…産地は判別しにくいそうです(汗)
これも更紗の特徴ですね。
同じ型染めでも、紅型は独特で分かるんですけどね。
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他にも在庫は箪笥いっぱいあります^^
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小紋【更紗】オリエンタルなグリーンの更紗☆未使用品 しつけ付
作家もの☆ブルーグレーでまとまった江戸更紗
2018-03-27 15:07:11
着物コラム
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