えー、今回は洗い張り→丈直しをして入荷した
マジョリカお召(おめし)について勉強しようと思います!
コヤギは実は『お召』はちょっと格の高い着物だと思い込んでいました。
というのが、某所で着付けをちょこっと教えてもらったときに、
お召を持っていったら「ちょっとしたおでかけ行きでも着れます。」と言われたのでコヤギの中で、
『ああ、代替江戸小紋の次点くらいのランクで考えればいいのかな??』
と思っていました。
でも、どうやらお召というのは素材のことなんですね。
御召縮緬という上質の縮緬で、主にアンティークに分類されるようです。
拡大した時に見えるシボが凄い!

柄によってよそ行きから普段着(いわゆるカジュアル着)まで色々あります。
私の持っていたお召は柄が矢羽模様の小紋でした。
なので、『小紋のお召し』だった訳です↓

そういったお召の中でも、着物ツウが知るマジョリカお召。
これは付下げ風のお召ですね。

最初は、検品担当さんは
「何だろう、このカーテン生地のような重量感とエスニック模様??」
という感想を持ったそうです。
調べるうちに、『マジョリカお召』であることが発覚。
マジョリカお召はなんと約4年間くらいしか生産しなかったにもかかわらず、
爆発的に流行した昭和レトロのヒット作。
新潟県十日町を中心として、昭和34年から約4年間に渡って生産され、
洋風の柄と銀通しの、キラキラした御召で、
地中海のスペイン領マジョリカ島特産のマジョリカ陶器をイメージして織られたとか。
マジョリカ陶器の写真検索
ほうほう、こういう陶器がモチーフなのね。
よい絹なのでずっしりと重みがあるのが特徴。
マジョリカお召は特殊な織でラメが使われているものが多いのも特徴。
キラキラするので、抑えた色目でもボディに着せていても目を引きますね。
マジョリカお召の在庫はこちら↓
マジョリカお召☆アンティーク着物☆ピンクベージュ
アンティークお召☆ワインレッド系レースの洋花マジョリカ
お仕立て直し!マジョリカお召し☆黒地パープルラメ
2017-06-13 15:24:37
着物コラム
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